オンライン型演劇場・浅草九劇
“劇場使用料無料キャンペーン”の企画を含む 9月のラインナップ7作品発表!
今年6月に“オンライン型演劇場” としてリニューアルした浅草九劇では、創ること、表現することの火を消さないために、アーティストやクリエイターが「新しい表現に挑戦できる場」を提供すべく、先日、“劇場使用料無料キャンペーン”の企画募集を実施いたしました。
8月に続いて、新たに発表させていただく以下の7作品は、一部企画を除き、本キャンペーンを通してご応募いただいた企画から選出された作品です。
落語家と長唄奏者、全員が舞台上で一体となってストーリーを展開していく、落語×長唄ミュージカルや、ミュージカルナンバーを歌とダンスで届けるメドレーショー、「なかないで、毒きのこちゃん」の新作配信公演、「劇団鹿殺し」所属の女優・有田あんさんが主宰する演劇プロデュース団体「野生児童」、俳優でタレントの岩永徹也のオンラインイベント、演出家やコレオグラファーとして多彩なフィールドで活躍する広崎うらんプロデュースによる、お客様参加型のシチュエーションコメディ『Duo a la? Mode 2020』、俳優の佐久間麻由さんと三土幸敏さんによる、今回限りの演劇ユニット「2人乗り芝居」など、個性豊かなアーティストやクリエイターの皆様が登場します。
“劇場使用料無料キャンペーン”第3弾の企画となる、落語×長唄ミュージカル『悲しい性2020~伝統を現代に』は、立川志の輔さんの3番弟子で落語家の立川志の春さんが、長唄奏者5人とともに、全員が舞台上で一体となってストーリーを展開していく、落語×長唄ミュージカルをお届けします。2018年以降に各地で公演を重ねてきた本舞台に、今回は“コロナ禍における伝統芸能の存続に向けた発信”というテーマを加え、9月1日から2日間にわたってオンライン生配信に初挑戦します。
9月8日に上演され、同キャンペーン第4弾の企画となる『SONG and DANCE ~Musical World~』は、「劇団四季」の主演キャストとして活躍した雅原慶さんが、ミュージカルナンバーを歌とダンスでお届けするメドレーショーを多彩なキャストと共に浅草九劇にて初披露します。ミュージカル黄金期と言われた、1950年代のミュージカルから2000年代の現代人気ミュージカルまで、様々な名作の中から全15曲をスタイリッシュにアレンジした、歌とダンスをメドレーショーでお届けします。
9月15日から3日間にわたって上演され、同キャンペーン第5弾の企画となる『禍禍ちゃん』は、「なかないで、毒きのこちゃん」の新作配信公演です。ライブハウスやそば屋、古着屋、公園、路上等劇場外での作品を得意とし、年間8本以上のハイペースで勢力的に活動する、鳥皮ささみさんが主宰し、脚本、演出を行う演劇団体が浅草九劇に初登場します。
9月20日から2日間にわたって上演され、同キャンペーン第6弾の企画となる、野生児童第7弾 配信型演劇・トークイベント『渇愛の果て、』は、「劇団鹿殺し」所属の女優・有田あんさんが主宰する演劇プロデュース団体「野生児童」が、日々感染者に目がいく今だからこそ、生まれてくる命、闘う妊婦さんや医療従事者の方々に目を向けるため、“子供・出産”という大きなテーマに挑みます。
9月22日には、俳優でタレントの岩永徹也によるオンラインイベント『急にふたりきり』が開催されます。普段は、イベント会場でのファンイベントを実施している岩永徹也が、今回は劇場からのオンライン配信イベントに挑みます。
9月25日から3日間にわたって上演される『Duo a la?Mode2020 (デュオ・ア・ラ?モード2020)』は、コレオグラファーまた、演出家として、演劇、ミュージカル、オペラ、コンサート、テレビなどで活躍する広崎うらんプロデュースによるシチュエーションコメディ。世界的に活躍するダンサーやアーティスト、ミュージシャンなど日替わりゲストを迎え、元シルク・ド・ソレイユのクラウン、フィリップ・エマールと共に子供から大人まで、東京から世界に向け、笑いとアートをお届けします。
“劇場使用料無料キャンペーン”最後の企画は、かつて阿佐ヶ谷に住んでいたことがある俳優・三土幸敏さんと、かつて高円寺に住んでいたことがある俳優・佐久間麻由さんが締めくくります。「2人乗り芝居」という、今回限りの演劇ユニットを組み、かつて荻窪に住んでいたこともある作家・福原充則さんが14年前に書き下ろした脚本、『トビウオ人間VS形の無い何か』をもとに、2人そろって初めてのオンライン演劇に挑みます。
その他、9月の追加ラインナップは、「浅草九劇Twitter(@lespros_9geki)」にて別途発表させていただきます。
<公演ラインナップ>
落語×長唄ミュージカル『悲しい性2020~伝統を現代に』
作・演出:立川志の春
出演:杵屋佐喜、松永忠三郎、杵屋勝司郎、鳳聲晴久、望月左太寿郎、立川志の春
公演詳細ページ:落語×長唄ミュージカル「悲しい性2020~伝統を現代に」
公演日時:
9月1日(火)20:00
9月2日(水)19:00
チケット:2,500円(税込)
概要:
落語家一人、長唄奏者五人、全員が舞台上で一体となってストーリーを展開していく、落語×長唄ミュージカル形式。2018年に初演を行い、各地で公演を重ねてきた本舞台に、今回はコロナ禍における伝統芸能の存続に向けた発信というテーマを加え、オンライン生配信に初挑戦。劇中、長唄奏者によるファンクやオペラの演奏も。堅苦しくなく、カジュアルに楽しめる伝統芸能の世界を、是非!
あらすじ:
時は平成初期の1990年代半ば、主人公は志村三丁目の小さなアパートにダンサーの彼女と共に住む、長唄唄方の青年、文三郎。当時の小室ファミリーに代表される邦楽ヒット曲や、マイケル・ジャクソン、ジェイムズ・ブラウン等による洋楽ヒット曲に対抗すべく、新たな長唄の形を仲間たちと模索する日々。ある日電気店の表のテレビに映っていたパヴァロッティの姿に啓示を受け、彼らの運命は動き出す。人気と実力、伝統と現代の間で揺れ動きながら、自分が一番認められたい存在は誰なのか、伝統を受け継ぐということはどういうことなのか、彼らは自らに問いかける。
『SONG and DANCE ~Musical World~』
作・演出・出演:雅原慶
出演:
シンガー雅原慶、大嶺巧
ダンサー加賀谷一肇、杉原由梨乃、松出直也、馬場美根子
公演詳細ページ:SONG and DANCE ~Musical World~
公演日時:9月8日(火)19:00
チケット:2,900円(税込)
概要:ミュージカルナンバーを歌とダンスでお届けするメドレーショー。
あらすじ:
ミュージカル黄金期と言われた1950年代のミュージカルから2000年代現代人気ミュージカルまで、様々な名作の中から全15曲をスタイリッシュにアレンジした、歌とダンスで披露するメドレーショー。沢山のミュージカルを一度に観れたような気分になること間違いなし。構成演出に雅原慶。振付に加賀谷一肇、杉原由梨乃。
雅原慶 OFFICIAL SITE:https://keimiyahara.com/
『禍禍ちゃん』
作・演出:鳥皮ささみ
出演:猪股和磨(以上、なかないで、毒きのこちゃん)、植田祥平、中澤功(サモアリナンズ)、市川しんぺー(猫のホテル)、他
公演詳細ページ:禍禍ちゃん
公演日時:
9月15日(火)20:00
9月16日(水)15:00/20:00
9月17日(木)15:00
チケット:
U18(18歳以下):500円(税込)
U23(23歳以下):2,000円(税込)
一般:3,000円(税込)
概要:なかないで、毒きのこちゃんの新作配信公演。上映時間約60分を予定。
あらすじ:
どこにいても忌み嫌われ、なにをしていて孤独だった〈男〉。
そんな〈男〉がある日、雨の中ひとり、一心不乱に踊り狂う女の子〈禍禍ちゃん〉を介抱した事で、それまでの人生が一変する。
しかし、時が経つに連れ二人の出会いは形を変えていき、いつしか〈男〉の中にほろ苦い色を広げていく。
野生児童第7弾 配信型演劇・トークイベント『渇愛の果て、』
作・演出・出演:有田あん
出演:小原徳子、瑞生桜子 他(回替わりゲストを予定
公演詳細ページ:野生児童第7弾 配信型演劇・トークイベント「渇愛の果て、」
公演日時:
9月20日(日) 13:00/19:00
9月21日(月・祝) 13:00/18:00
チケット:2,500円(税込)
概要:
現在、有田あんの企画に9人の女優が賛同し「出生前診断」をテーマにした長編映画「渇愛の果て、」を鋭意製作中です。
日々「感染者」に目がいく今だからこそ、生まれてくる命、闘う妊婦さんや医療従事者の方々に目を向けるためにこの状況下でも創作し続けるつもりです。
その制作過程で子供・出産への考え方が人それぞれ全く違うのだという事を改めて感じました。
インターネット配信という、世界中の人・あるいは今外出しづらい今だからこそ、同じ環境で鑑賞できる媒体で発信する事で、より多くの方に想いを届けられると信じ、「子供・出産」という大きなテーマに女優達が挑みます。
あらすじ:
高校からの仲良し3人組。
コロナ騒動でLINEやzoomでのやりとりのみになっていたが、眞希の妊娠発覚を記念して、
久しぶりに再会。子持ち・未婚・そして妊娠中の3人の女子会。
結婚観や仕事観など大人になったからこそ話せる女の本音。
話題は「出生前診断―しゅっせいぜんしんだん―」、出産前に子どもに異常があるかどうかわかる診断の話へ。それをきっかけに、3人は今まで互いに話していなかった「子ども・家族」への考えを吐露し始める・・・。―知ることは、優しさへの第一歩―
岩永徹也オンラインイベント『急にふたりきり』
出演:岩永徹也
公演詳細ページ:岩永徹也オンラインイベント『急に二人きり』
公演日時:9月22日(火・祝)14:00/17:00
※近日チケット詳細発表
概要:
今回、岩永徹也がファンの皆様と"離れていても"盛り上がれるオンライン配信イベントを開催します!
先日8/8の岩永徹也ワークショップ『くすりの知識まめ』も大盛況の中、無事閉幕しましたが、今度は「オンラインファンイベント」を開催!
普段はイベント会場でのファンイベントとなりますが、今回は劇場からのオンラインでの配信イベントとなります。
配信ならではの仕掛けも盛りだくさん?
ぜひお楽しみに!
※<キャンペーン対象外>の作品になります。
『Duo a la?Mode2020 (デュオ・ア・ラ?モード2020)』
作・演出・プロデュース:広崎うらん
出演:
フィリップ・エマール、広崎うらん+日替わりスペシャルゲスト(モーリー・ロバートソン、ポール・ラザール、佐藤洋介、池田美佳、宮河愛一郎、柿崎麻莉子他)
公演詳細ページ:Duo a la?Mode2020 (デュオ・ア・ラ?モード2020)
9月25日(金)19:00
9月26日(土)15:00
9月27日(日)15:00
※近日チケット詳細発表
概要:
正に今!この状況下を逆手に取り、多彩なゲストを迎えつつ、世界に向け発進するエンターテイメトライブパフォーマンス!世界的に活躍するダンサー、アーティスト、ミュージシャンなど日替わりゲストの3回公演!子供から大人まで、東京から世界中に向け笑いとアートをお届けする!
あらすじ:
浅草ロックのようなパリ六区のアパルトマンに同居する自称デザイナーの「うらん」とホテルのマネージャーとして働く「フィリップ」。二人は家賃支払いが困難な状況となり、もう一人同居人を募ることにした。沢山の希望者が押しかけた2017年から早3年。珍客の訪問にすったもんだな緊急事態の3日間!
REVO 公式HP:http://uran-revo.com/rdp/
『トビウオ人間VS形の無い何か』
脚本:福原充則
出演:三土幸敏、佐久間麻由
公演詳細ページ:トビウオ人間VS形の無い何か
公演日時:9月30日(水)14:00/18:00
チケット:2,000円(税込)
※9月4日10:00より販売開始予定
概要:
かつて阿佐ヶ谷に住んでいたことがある俳優・三土幸敏と、かつて高円寺に住んでいたことがある俳優・佐久間麻由が、〝2人乗り芝居〟という今回限りの演劇ユニットを組みました。
そして、かつて荻窪に住んでいたこともある作家、福原充則さんが14年前に書き下ろした脚本、「トビウオ人間VS形の無い何か」をお借りして、2人そろってはじめての、オンライン演劇にいどみます。
あらすじ:
締め切り前夜。浮かんだアイデアは、どれもボツ。
無能なアシスタントを道連れに、わたし漫画家は、環状7号線を走るのです。
「見ろ!目の前をアイデアが駆け抜けていくぞ!」
あぁ自転車の神様よ、あのアイデアまで連れてって…。
左右のペダルを順番に、力を込めて踏みつける。願いを力に、祈りを力に、すすめよ浮かべよ、想像力!
--この乗り物に乗る者は、自分の速度を知らずに走る!己を知らない愚かさは、しかしまたそれ故の奇跡を呼ぶ!進め、環七を!太腿のはちきれんばかりに!
<2人乗り芝居とは>
「音を楽しむように、お芝居も慈しみたいね。ついでに、泣いてるあの子を笑わせられたら、尚いいね」と、俳優の三土幸敏と佐久間麻由が立ち上げた演劇ユニット。「今回限りにしましょうね」と、固く契りを交わして、9月30日14:00に、浅草九劇にてオンライン演劇での旗揚げ公演を行い、同日9月30日18:00に、同じく浅草九劇にてオンライン演劇での解散公演を行う。
以上