2023年 第5回九劇賞のお知らせ

2019年より始まりました浅草九劇賞は、「何かを創りたい！表現したい！発表したい！」という人のためのエンタメ賞です。毎年1月から12月まで浅草九劇で公演された作品・団体・出演者を対象に、各賞を選出してまいりました。第5回となる浅草九劇賞は下記２賞を選定します。

2023年早くも上半期 16作品に公演していただきました！九劇賞・観客賞それぞれ上半期ノミネート作品を発表いたします。

【浅草九劇賞】

『南四局は終わらない』マグマ∞（フォーエヴァー）

時代の流れに左右される雀荘を舞台に、その麻雀の存在にリンクするように人生の局面を迎える後期高齢者たちを田村孝裕氏が人情味熱く描き上げ、青年座を中心とした50〜70代のベテラン陣が劇団名の如くマグマのようにアツく演じており心に刺さる素晴らしい舞台でした。

若手俳優さんたちに多くご利用いただき若い層も応援している浅草九劇ですが、2023年上半期はスタッフ満場一致でこの作品を選ばせていただきました。

【観客賞】

『ハザマDD〜ハザマ the Dimensional Detective〜』GORIZO STAGE

観客投票第１位！多くのお客様からコメントが届きましたので一部ご紹介します！

ー「推し」という言葉が流行っている今まさに観て欲しい舞台です！

ー2.5次元舞台の昨今の風潮へのけっこう辛辣な皮肉から歴史まで、途切れることなく笑いが続くコメディで描ききってしまった手腕に、爆笑しながら感服しました。創り手も演者も芸達者ばかりでクセになる面白さでした。これは中･大劇場でも｢下北沢｣でもない、九劇のような劇場ならではの作品だと心底思いました。今後もこういった浅草の小劇場らしい演目を上演してください。

ー2.5次元あるあるを、テンポよく奇想天外な展開含めて描いてて劇場に通うのが楽しかったです！主演の富田翔さんが、硬軟取り混ぜて演じられる役者さんで要所要所をビシッと締めてたのも素晴らしかったです！伊勢直弘さんはさすが業界知り尽くしてるシナリオだし、磯貝龍乎さんの演出も良かった。

下半期と併せて年間最終発表は2024年３月を予定しております！下半期も素敵な作品に出会えることを楽しみにしています！

ーー2023年浅草九劇賞ーー

【浅草九劇賞】浅草九劇スタッフが選出する今後の活躍に最も期待する作品・団体に贈る賞

浅草九劇作品を見守る、劇場スタッフによる選出です。今後もぜひ浅草九劇で公演いただきたい作品・団体へお贈りいたします！

【観客賞】観劇されたお客様による投票を多く獲得された作品・団体に贈る賞

ご覧いただいた皆様から投票による選出です。ぜひ九劇賞を贈りたい作品・団体へ1票ご投票ください！

いずれも　副賞：浅草九劇の無料貸出（2024年4月1日から 2027年12月31日まで間で1週間）

＜スケジュール＞

2023年7月中旬：浅草九劇賞選出と観客賞投票受付

・浅草九劇賞　1〜6月までの作品の中から選考会を行います。

・観客賞　1〜6月までの作品の中から投票を受け付けます。

2023年7月下旬：上半期受賞候補２作品発表

2023年12月末：観客賞投票受付

・観客賞　7〜12月までの作品の中から投票を受け付けます。

2024年1月中旬：浅草九劇賞選出

・浅草九劇賞　7〜12月までの作品の中から選考会を行います。

2024年3月：2023年度九劇賞発表！

上半期ノミネート作品と合わせ、最終それぞれ浅草九劇賞と観客賞を発表いたします。