昭和を代表する脚本家、松木ひろしの「野良犬譚」が浅草で復刻！

昭和33年新橋烏森。「野良犬」と言われた７人の記者の社会派人情コメディ！！

封書円10円、はがき5円、バス15円、ふろ代16円、理髪料金150円、大卒初任給1万3467円。テレビ普及率は10.4％・・・まだまだ高嶺の花。

フラフープ大流行！チキンラーメン誕生！スーパーカブ発売！

ついに東京タワー開業！イカしたロカビリーブームに女性たちはイチコロと思いきや、民間から出た初めての皇太子妃、ミッチーブームにシビれる世間。忘れちゃいけない力道山ブーム！そしてそして長嶋茂雄、巨人軍入団！高度経済成長真っ只中にあった昭和33年とは、そんな年でさァ！

　東京の新橋烏森にある小さな三流新聞社「第一タイムス」がこの『野良犬譚』の舞台。

そこで働くチョット風変わりで、野良犬同様のような七人の記者の面前に、

ある日突然、新しい編集長がやって来た！そんな彼もまた一癖も二癖もある風変わりな男だった。

新編集長の方針で振るった三流紙ならではの節操の無いテコ入れも不発。遂には編集室の家賃も儘ならん事態に・・・。そこに絡んで来るこれまた風変わりな人！人！人！珍事件とハプニングの数々。この三流新聞社に奇蹟の起死回生は訪れるのか？社員達の運命やいかに？