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回数 全4回
時間
第1回:5月7日(土)14:00-17:00
第2回:5月14日(土)14:00-17:00
第3回:5月28日(土)14:00-17:00
第4回:5月29日(日)14:00-17:00
参加費 オンサイト:32,000円/学生応援(※2名のみ):3,000円/オンライン:20,000円
定員
オンサイト:10名
学生応援(高校生以下):2名
オンライン:無制限
人気脚本家によるシナリオワークショップ開催!
【高野水登氏コメント】
今、私がこうして物語を書いて生きていられるのは、決して自分1人の力ではありません。
現場で出会った方々から、数千年前に神話を書いた遠い国の誰かまで、多くの先人たちの叡智をありがたく頂いたからこそです。
本ワークショップでは、私が先人たちから頂戴し、蓄積してきた経験や知識を、できる限り皆様に共有できればと考えております。
脚本を書きたい方にはもちろん、そうでない方にも、今後物語に触れることがより楽しくなるようなワークショップを目指します。
経験問わず、どなたも大歓迎です。こんなマニアックなワークショップを見つけて応募してくださる時点で、間違いなく同じ、物語を愛する仲間です。
皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております。
【参加対象】
※未成年の方は、保護者の同意が必要となります。
【カリキュラム】
『プロの脚本家になってから必要なことを、先に知っておこう』
良いセリフとは?起承転結とは?ト書きとは?などなど「脚本の書き方」的な本を読めばわかることは全部すっ飛ばします。
代わりに、私が現場で経験してきたことをもとに、プロになってから必要だと思ったことを共有したいと思っています。
ですが、応用編、上級者向けというつもりはありません。「脚本について何も知らないけど大丈夫かな…」と不安に思う必要はありません。
料理に例えると…「みんなが喜ぶレシピ」ではなく「玉ねぎしか無いけどなんとかお客さんに満足してもらう方法」みたいなイメージですね。
本ワークショップを通じて『理想を追究する方法』とは違う『現実的なサバイバル術』が身につき、皆さんがいずれプロになった時、お守り代わりになることを願っています。
第1回
★何にでも合う!白ごはん的物語の書き方
「起承転結」「三幕構成」「ハリウッド脚本術」など、脚本や物語の書き方メソッドは沢山あります。
しかし、それらには唯一、弱点があることに気付きました。
〝修正に弱い〟ことです。
もし、自分がストーリー作りの意思決定権を全て握り、思うままに書けるなら問題ありません。そういう人本当に羨ましい…。
ですが、プロの現場では様々な理由で常に脚本を修正する必要があります。
一番の理由は「面白くない」ですが「予算の都合」「キャラを増やしてほしい」「セリフを減らしてほしい」「原作通りにしないと」「恋愛要素を足してほしい」などなど…それら全てに対応していると、教科書で習った理想の脚本からどんどん遠ざかってゆきます。
だからといって下っ端の脚本家が「ここはプロットポイント2だから主人公は全てを失わなきゃいけないんです!」などと脚本メソッドを振りかざしたところで「何言ってんだこいつ」でお終いです。そもそも、教科書通りに書いていれば100%面白いものができるわけでもありません。
そこで、私がこの世界で生き残るために必死に編み出した、修正にある程度強い脚本の書き方を共有します。
「色んな味付けされてもどうにかなる」という意味で『白ごはん的物語の書き方』と呼ぶことにしました(今考えたので、名前は今後変わる可能性があります)。
下記のような話をする予定です。
・人が「面白い」と感じるのはどんな時か?できる限り論理的に分析し、脚本に落とし込む。
・「人間ドラマ」とは何か?よく言われるのは「変化」「成長」「葛藤」だけど…よくわかんないよ!改めて分解し、わかりやすい言葉を探してみる。
第2回
★みんなに優しい脚本を書こう!脚本家のリアル
「めっちゃ面白いこと思いついて、書いて、気づいたら映像になってる」脚本家の仕事をそんなふうに思っていた時期が私にもありました。
現場は想像と全く違いました。そこで、映画やテレビドラマがどのようなプロセスを経てお客様のもとに届くのか?できる限り具体的にお伝えしたいと思います。
脚本に「爆発」と書いたらどれだけの人が苦労するか。「泣く」と書いただけでどれだけ役者さんに負担をかけるのか。締切を破ることでどれだけの人に迷惑をかけるのか。これらを知り「みんながハッピーになる脚本」を意識することで、企画が通りやすく、実現可能な脚本を書くことができるようになることを狙います。
夢も希望もない話もありますが、代わりに現実を知ることで、脚本家になることが夢物語ではなくなる…ことを望みます。
第3回
★プロになる前に知りたかった…打ち合わせの乗り切り方
脚本を書く上で、絶対に避けて通れないのが〝打ち合わせ〟です。
人と接するのが得意じゃないから脚本家になろうと思ったのに、こんなに人とのコミュニケーションが大事な仕事だなんて誰も教えてくれませんでした。
そこで、私自身の経験と、他の先輩脚本家さん方から学んだ、打ち合わせサバイバル術を共有します。
第4回
★とにかく疑問・質問に答えます
アンケートやワークショップで、なるべく具体的に疑問・質問を募ります。「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな…」など考えず、どんな初歩的なことでも、細かいことでも聞きたいです。
私は「脚本家ってなんですか?セリフって役者さんが考えて言ってるんじゃないんですか?」と言われたことがあるのですが、それを超えるような質問待ってます。
★企画会議体験
実際の企画会議を可能な限り忠実に再現し、企画についてああでもないこうでもないと話し合いをします。
第3、4回のワークショップ時間の後半に行います。2日連続にしたのは「締切間近なのに行き詰まって課題を家に持ち帰り、翌日までに解決策を考える」という打ち合わせあるあるを体験してもらうためです。
自分の書いたものや自分の発言が色んな人に晒され、品定めされる…脚本家が全員味わう恐怖体験をお楽しみください。
1993年生まれ。脚本家。Queen-B所属。
主な作品は、『賭ケグルイ』シリーズ、映画『いなくなれ、群青』、映画『3D 彼女』、 ドラマ・映画『映像研には手を出すな』、
NTV『あなたの番です 特別編/Hulu オリジナルストーリー・扉の向こう』 、『真犯人フラグ』、Netflixアニメ『Tiger &Bunny2』などがある。
下記のURLから、応募フォームにアクセスの上、必要項目をご記入くださいませ。
https://sgfm.jp/f/scenarioworkshop
※応募多数の場合は、選考となります。
※応募フォーム提出が、参加を確定させることではございません。
※申込締切日以降に、参加確定か否かをフォームに記載のメールアドレスにご連絡いたします。(5月3日頃を予定)
【応募期間】
4月15日(金)15:00~4月28日(木)17:00